中途半端な野菜を一気にまとめて料理に使い切る事ができる、残り物野菜を使って料理アイディアを紹介します。
野菜を全部まとめて使い切る料理とは?
余りものの野菜を使って「まとめて作れる料理」の基本は、余っている野菜の量で作れるレシピに違いがある事を理解すればOK。
かなり少なめの場合は、ソースやあんかけにしたり、出汁の一部として使う。中途半端に余っている時は、他の料理と組み合わせたり、かさ増しして おかずの逸品にしたりという方法がおすすめです。
具体的なアイディアを紹介していきます。
野菜をまとめて使えるおすすめレシピ
まとめてドリアにする
人参の先端部分だけ。半分だけ残ってるパプリカ。2〜3個だけプチトマトが余ってる… など、中途半端な野菜が多い時におすすめなレシピ。
余っている野菜を一口大にカットしたら、ボウルの中に入れて軽く塩を振って全体を混ぜます。
後は、耐熱容器にうつして、たっぷりめのチーズをかけてそのままオーブンで焼くだけ。
ボリュームが欲しい時には、耐熱容器の下にご飯を敷き詰めてドリア風にしたり。しっかりとした味付けにしたい時には、塩をふる代わりに塩麹や味噌を絡めて焼き上げるのもおすすめです。
まとめて「野菜あんソース」にする
何かの1品を作るには、あまりにも量が少ない野菜がある時は、野菜を使って「ソースを作る」という発想で。
お好みの大きさにカットした野菜を顆粒出汁を入れた鍋で茹でたら、醤油、みりん、塩で味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げます。
作った「野菜あん」は、そのままご飯にかけてあんかけ丼ぶりにしたり、量が少ない時にはレンチンした豆腐の上にのせて、お豆腐の逸品料理にしたり。
スーパーで買ってきた魚やフライと合わせて、メインのおかずにしても良いですね。
まとめて餃子の餡にする
残りの野菜も全部入れてしまって、餃子の餡にします。
みじん切りにした野菜に塩を振ったら、しっかり絞って「塩もみ」をしておく部分はどの野菜でも共通。(水気のある葉野菜など)
醤油、ごま油、生姜やにんにくと一緒に、ひき肉と一緒に混ぜれば野菜たっぷり餡の完成。
たっぷりの野菜がある時には、野菜の旨味を凝縮できる「重ね煮」をして、作った重ね煮野菜を餃子餡の具材に入れるのもおすすめです。
▶関連:大量に余っている野菜を「重ね煮」で消費!作り方と手順
「餃子の餡」は、単純に餃子の具材にする以外にも使いみちが多い便利な食材です。
例えば、野菜炒めをする時に一緒に加えるとボリュームのある一品に。鍋でほぐしながら、中華だしと茹でれば、簡単スープにもなります。
▶関連:余った残り「餃子の餡」で作れる!簡単リメイクレシピ5選
まとめてチャンプルーにする
水切りをした豆腐をフライパンで両面炒めて焦げ目をつけたらいったん取り出しておきます。
同じフライパンで卵を焼いたら、こちらも豆腐と同じく取り出して横に。後は余っている野菜で野菜炒めを作ったら、豆腐と卵を戻して醤油&塩で味付けすれば出来上がり!(お好みで、鰹節をふると本格的!)
余っている野菜も活かしつつ、卵と豆腐でかさ増ししているので、しっかりボリュームもある逸品にできます。
かき揚げにする
残っている野菜が贅沢なご馳走に変わる、おすすめレシピ。
細切りにした野菜に天ぷら粉を水で溶いたものをつけて表面がカリッとするまで油で揚げるだけ。
野菜のかき揚げを美味しく作るコツは2点。
細切り野菜に天ぷら粉+水をからめる前に、天ぷら粉だけを野菜にふりかけておくこと。こうする事で、しっかりと天ぷら粉+水が絡まりやすくなります。
美味しくないかき揚げは、「衣が厚すぎる」となってしまっている場合が多いのですが、事前に天ぷら粉を降っておけば、少ない衣でもしっかり野菜につくので、美味しく仕上がるというわけです。
(ちなみに余りがちな天ぷら粉も別の料理に活用可能。詳しくは「天ぷら粉の使い切りレシピ」で紹介しています。)
2つ目は、細切り野菜にカットする時に、「しっかりと細切りにしておく」という部分。細めにカットすると、揚げた時にカリカリとした食感にできます。
ちなみに、かき揚げにすると野菜の皮や茎の部分も使いやすいので、野菜を捨てることなく、無駄なく調理できる所も良いですね。
▶関連:野菜「皮・茎」を料理して食べる方法(なぜ栄養が多いの?)
作りすぎて残ってしまった「かき揚げ」は、別の料理に作り変えて再利用もしやすいです↓