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大量に余っている野菜を「重ね煮」で消費!作り方と手順

使い切る調理ワザ

野菜の美味しさ300%引き上げる、「重ね煮」と呼ばれる調理方法を知っていますか?

重ね煮のやり方や、作った重ね煮を使った作れるアレンジレシピを紹介します。

「重ね煮」とは何?

「重ね煮」とは、その名前のとおり野菜を何段も重ねるようにして煮ていく調理方法。

重ねる順番を間違わなければ、実際の作り方は簡単。シンプルながら、色々な野菜の旨味をギュッと凝縮した逸品になり、作った後の重ね煮野菜を色々な料理にアレンジもできます。

また、重ね煮はある程度の量の野菜が必要なので、ダンボールでまとめ買いした人参や玉ねぎがある時にぜひ試してみて欲しい調理方法です。

 

野菜の「重ね煮」の作り方(やり方)

最もシンプルな「重ね煮」の作り方を説明します。使う材料は人参、玉ねぎ、しいたけ、塩の4つだけ。

  1. 野菜を薄切り(細切り)にする。
  2. 鍋を用意して塩と野菜を重ねていく。
    (蒸気を逃さないストウブやルクルーゼがおすすめ。穴付きの蓋しかない時は、菜箸等で穴を塞ぐ)
  3. 鍋底に塩をひとつまみ。下から順に、しいたけ、たまねぎ、にんじんを重ねて、最後に上に塩をもうひとつまみ。
  4. 蓋をしたら約20分弱火で煮る。
  5. 蓋をとって全体を混ぜたら出来上がり!

下からレシピの順番で重なっている事と、野菜からの蒸気を逃さないように、じっくりと火を入れるのが大事。

野菜の重ね煮の順番

(※この順番が、一番野菜の旨味を引き出せるのだそう)

ちなみに、野菜を細切りするのではなくて、角切りにして同じ手順で作ると、少し食感を残した状態の「野菜の重ね煮」にもできます。

作った重ねには冷蔵庫で3〜4日程度は保存できるので、作った週に色々な料理に加えてアレンジを楽しんでから使い切って下さい。

 

作った重ね煮を使ったアレンジレシピ

作った野菜の重ね煮は、色々な料理に加えてアレンジしましょう! 実際に作りやすい料理を一覧で紹介します↓

汁物に入れる

味噌汁、豚汁、お吸い物などの具材に好みの量を入れます。すでに火は入っているので時短にも。

ご飯と混ぜる

炊いた白ごはんとそのまま混ぜるだけ。炊き込みごはん風の味わいに。

そのままでも野菜の旨味を十分に感じれますが、お好みで醤油を少し垂らして混ぜるのもおすすめ。

サラダに加える

野菜の美味しさを楽しむサラダをさらにグレードアップ。細切りタイプの重ね煮は、温野菜などのホットサラダと一緒に。

角切りタイプの重ね煮は、ポテサラと一緒に混ぜるとリッチなよりリッチな味わいにできます。

スープに入れる

スープの材料として重ね煮は優秀です。

コンソメスープと合わせて、野菜本来の旨味を楽しむあっさりスープに。牛乳と合わせてクリームスープにしても良いですね。

具材にする

包んで作るタイプの料理に具材の一部として使って下さい。餃子、コロッケ、春巻きなどがおすすめ。

パスタにする

イタリア料理では、パスタやリゾットを作る時に、人参や玉ねぎをじっくりと煮込んだ「ソフリット」を隠し味として多様します。

同じ発想で、パスタを作る時に、重ね煮を合わせて料理。お店で食べるような、本格的なパスタになりますよ!