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野菜を「浅漬け」にすると保存期間を伸ばせる?(効果と意味を解説)

使い切る調理ワザ

余った野菜を使い切りたい時に、浅漬けにするのはおすすめ。生の状態よりも保存期間を伸ばす事ができます。

実際に、どれぐらい保存期間を伸ばせるのか? 美味しい浅漬を作るコツは? など、野菜の浅漬けに関する情報をまとめました。

野菜を浅漬けにする効果

野菜に塩を振って水分を抜き、調味量で味付けをしたものが浅漬けです。

一般的な漬物も作り方は似ていますが、漬物は熟成させる事で風味や味をプラスするのに対し、浅漬はシンプルに味付けしたものというイメージ。

浅漬けを作る時に「塩を振って水気を抜く」という部分は、食材の保存期間を伸ばす事ができます。

食材が傷んでしまう原因は、カビなどの微生物によるものですが、水分を抜くと微生物が発生しにくい環境になるのが保存期間を伸ばせる理由です。

 

浅漬けにすると野菜の保存期間はどれぐらい伸びる?

お漬物は何週間、場合によっては何ヶ月も持つイメージですが、浅漬けの保存の目安としては冷蔵保存で1〜2日程度です。

あくまでも生の状態と比べると「少し期間を伸ばせる」という程度で、劇的に保存期間が伸びるわけではないので注意して下さい。

漬物と浅漬けの保存期間が違うのは塩分量に違いがあるからです。

(「浅漬けも漬物の一種」という解釈もありますが、ここではいったん「浅漬け以外の一般的にイメージできる漬物」として解説。)

浅漬けを作る時に塩もみする段階で必要な塩分量は総重量に対して約2%。対して漬物を作る時には総重量に対して10%以上が目安となり、約5倍以上も加える塩に違いがあります。

塩分が強い方が、食材の水気を抜く力も強いため、その分 保存期間を伸ばせるというわけです。

生野菜に比べれば、浅漬けは水分が抜けてる状態ですが、それでもいくらか水分は残ってる状態なので、冷蔵庫1〜2日程度が限度になります。

 

基本の美味しい白菜の浅漬の作り方(浅漬けと塩もみの違い)

最もシンプルな白菜を使った浅漬けの作り方です。

まず、白菜を好みの大きさにカットして、芯の部分は漬け込みやすいように削ぎ切りにしておき、ビニール袋に入れます。

そこに、総重量に対して2%の塩を加えます。目安としては白菜の葉っぱ3枚に対して小さじ1杯分の塩をふるイメージです。

この状態で20分ほどおいて、水気を絞ったら「塩もみ」になります。塩もみと浅漬けの違いは、絞らない事と、さらに調味料を加えることです。

▶関連:野菜「塩もみ」の正しいやり方は知ってる?(やる意味を解説)

加える調味料は様々なバリエーションがありますが、ここでは、塩と同量程度の砂糖とほんだしに、一味唐辛子を適量降ったものを加えます。

後はビニール袋に入れた状態で全体を混ぜて、そのまま冷蔵庫で一晩寝かせれば出来上がりです。