肉や野菜を調味液につけて調理するマリネ。マリネする事でどんな効果があるのか?保存期間を伸ばすためには、どんな事に気をつければ良いのか?をまとめました。
肉や野菜をマリネする本当の意味
肉や野菜をマリネする事で、次のような効果が期待できます↓
保存期間をのばせる
マリネする時に使う「マリネ液」は、一般的には、酢やレモン汁等をベースにしたものが使われます。
こういったマリネ液でに使われる「お酢」は、化学的には「酢酸」で、酸性のものです。
食材のカビの原因となる微生物は酸性濃度が強い環境では生育できないため、酸性のお酢で調理するマリネは、食材を長く保存できるというわけです。
(ちなみに、お寿司の「酢飯」等も、生魚と一緒に食べる際に菌を増殖させないための知恵といえますね)
保存できる目安としては、野菜などをマリネしたものなら1週間程度。肉や魚なら2〜3日程度、生の状態より保存できるようになります。
肉を柔らかくする
肉をマリネすると柔らかくなります。
これは酸性のマリネ液に漬け込む事で、肉の繊維質の間に隙間が出来て水分が入り込みやすくなったり、繊維間同士の結束が弱くなる事で柔らかくなります。
マリネ液に風味付けの材料を入れておくと、柔らかくなった肉の繊維質に入り込むので、肉そのものに風味がついて旨味がアップする!という効果もあります。
野菜マリネの正しいやり方
マリネ液にはたくさんのレシピがありますが、もっともシンプルなものは「お酢(またはワインビネガー)」+「オリーブオイル」+「塩少々」の3つをあわせたものです。
オリーブオイルとお酢を半分づつ加えて、塩少々で味を整えるだけ。後はお好みの材料を入れてつけこみます。(お酢とオイルを1:1)
- マリネ液を作る
- カットした野菜等の材料を入れる。
- 冷蔵庫で一晩寝かせる
野菜をマリネする時は、こんな感じに簡単に作る事ができます。
このマリネ液をベースにして、各種スパイス、各種ハーブ類等を加えて独自のアレンジをする形です。
マリネの保存期間を伸ばす一工夫
野菜のマリネなど、保存目的でマリネをする時には、一工夫する事で日持ちさせやすくなります。
保存容器を工夫
保存する容器は完全に密閉できる容器がおすすめ。(余りものの瓶等でもOKに)空気を触れさせずに、菌の繁殖を防ぐためです。
煮沸消毒する
耐熱性のある瓶などで保存する場合は、煮沸消毒ができます。瓶を10分程度煮沸する事で中の雑菌をなくし保存しやすくなります。
ちなみに、瓶だけではなくて、野菜の方も沸騰したお湯で軽めに茹でると保存しやすくできます。
マリネを使ったアレンジレシピを習得!
作ったマリネをそのまま食べても十分に美味しいですが、マリネを別の料理と組み合わせたり、調味料的に使ったりする事で、さらに活用範囲が広がります。
長く保存しつつ、普段の料理でもどんどんマリネを料理に取り入れていきましょう!
実際に、野菜マリネを使ったおすすめの活用レシピは、次の記事で紹介しています↓