「野菜の余りもの」を使って、水耕栽培をしましょう!復活させて、料理に使えるおすすめの野菜の種類を紹介します。
野菜の余りは水耕栽培で復活する?
料理している時に、切って捨ててしまう部分や、廃棄していた部分をベースに水耕栽培すると復活する野菜があるのを知っていますか?
余り物を有効活用できるのはもちろん、普段の料理で使える食材が増えるので、家計も節約できる知ってて損はしない便利ワザです。
水耕栽培で復活する野菜はどれ?
野菜の半端な部分を使って再生できる野菜はどれ?が知りたい時に、簡単に判別できる方法があります。
それは、植物の「成長点」と呼ばれるポイントです。成長点は植物の根や茎の部分にあるポイントで、新しく組織を作ってる場所。成長的を起点にニョキニョキと植物が成長してるイメージです。
分かりやすい例で言うと、例えばほうれん草の茎が集まったこの辺りの部分↓
ここが成長点です。この場所を起点に新しいほうれん草の葉っぱがどんどん生えてきます。
水耕栽培で植物を復活させるには、この成長点がついた状態で販売されているかどうか?がポイント。
- 成長点のある野菜 → 復活できる可能性がある
- 成長点のない野菜 → 復活できない
こんな分類です。これをもとにすると、復活できる野菜とできない野菜はこんな感じに分けれます↓
葉野菜(成長点がある) | 水菜、小松菜、青梗菜、三つ葉 (キャベツ、ブロッコリー等も葉野菜だが水耕栽培は難しい) |
根菜(成長点がある) | 大根、カブ、人参など |
果菜(果実部分で成長点は含まれない) | トマト、茄子、ピーマン、きゅうり、オクラ、かぼちゃ、ズッキーニなど |
特に大根などは水耕栽培で復活させやすいですが、大根の根ではなくて、成長点を起点にして「葉っぱの部分が復活する」ということです。
余り物野菜で水耕栽培をする時のコツ
端切れの野菜を使って水耕栽培をする方法自体は簡単です。大根の頭の部分などのカットした部分を水につけておくだけでOK。
ただ、上手に育てるためには次のようなポイントを意識すると成功しやすいです↓
- 植物を全部水につけない:大根なら小さめの小皿に水を入れてつける、ネギ等は少し浅めのコップに水を入れてつける
- こまめに水をかえる:成長点がしっかり活動できるように新鮮な水を使う
- やや大きめにカットする:水耕栽培用に余り野菜を使う時は、余りギリギリを狙わない。例えば人参や大根は頭の部分を少し大きめ(2〜3cm程度)を残すようにして使うと失敗しにくい。
栽培した野菜を料理で使う時には、生の状態で使うのは避け(スーパーに並ぶ野菜より、品質管理が行き渡りにくいため)、炒めものや、味噌汁の具材など火を入れて使うようにすると安心です。