野菜の端切れを使って簡単に作れるベジブロス(野菜出汁)。正しい作り方の方法から、作ったベジブロスを保存する方法。
また、美味しく料理に使うためのアイディアを紹介します。
ベジブロスの正しい作り方
ベジブロスは、生ゴミとして捨てるはずだった野菜の切れ端を材料にして作れます。
作り方もかなりシンプルで簡単↓
- 野菜の切れ端を集める
- 鍋に入れて20分ほど煮込む(臭み消しに少量の料理酒を入れる)
- 野菜ガラをザルでこして、野菜の出汁の部分だけ取り出す。
作り方のコツは特にありませんが、使う材料は皮・根・茎などの捨てる予定の部分だったので、汚れや土がついている場合には、茹でる前にしっかり洗う事がポイント。
作る分量の目安は、1リットルに対して、両手で1杯分程度の野菜くずが理想です。
ベジブロスに使える野菜・使えない野菜
ベジブロスは基本的には、どんな野菜でも材料にしてOKですが、一部「入れない方が美味しく作れるもの」があります。
アブラナ科の野菜
アブラナ科の野菜には硫黄成分が含まれているので、使う材料の割合を多くしすぎると出汁のえぐみが気になる人もいるかもしれません。
(入れ過ぎなければ適度なアクセントにはできます。)
アブラナ科の野菜は、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコ、大根、白菜、青梗菜、小松菜、キャベツ等があります。
かぼちゃのわた
ベジブロスに「ぬめり」が出やすくなるので、あえて入れない方が使い勝手のよい出汁にできます。
後で紹介する活用方法のように、ベジブロスはご飯を炊いたりリゾットにしたりするので、予めトロみがついてしまうよりも、サラサラとした汁気のある方が使い勝手が良いです。
成分的にどうこうというより、実際の使い勝手の良さを重視するなら入れない方が良いでしょう。
ベジブロスはどんな風に保存すれば良い?
作ったベジブロスは、粗熱をしっかりとって冷水筒等に入れて、そのまま冷蔵庫に保存。料理で使いたい時だけ取り出せて便利です。
長時間保存できるものではなく(また、置きすぎると美味しくなくなるので)、作ってから2〜3日を目安に使い切るようにします。
ベジブロスの使い道・どんな料理におすすめ?
実際にベジブロスを使って作れる料理。調理する時のおすすめの使い道を一覧でまとめました↓
炊き込みご飯に使う |
ご飯を炊く時に水を使うかわりに、ベジブロスを入れてご飯を炊けば、野菜の旨味がたっぷりの炊き込みご飯に、。
カットした根菜やお好みの具材を入れたら、1号に対して小さじ1の醤油、避け、塩を入れて炊くだけです。 「お米と一緒に使う」という発想で、リゾットや雑炊に加えても美味しいいです。 |
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汁物の出汁に使う |
味噌汁の出汁代わりにベジブロスを使ったり、ミネストローネ等のスープに使うのもおすすめ。
ベースの出汁がしっかりしているので、複雑な旨味のある汁物が作れます。 |
煮込み料理に入れる |
筑前煮やおでんのベースの出汁にベジブロスを使ったアイディア。
他、ブイヤベースに入れたり、アクアパッツアに入れたり、魚介系のスープのベースにもできます。 |
カレーのベースに |
カレー作りの出汁にベジブロスを活用。野菜の旨味が凝縮していて、特に野菜メインのさっぱりとしたカレーを作る時に活躍!
肉の旨味がなくても、十分にコクのあるカレーを作れます。 当然、シチューに入れたり、ハヤシライスのベースに使うのもおすすめです。 ▶関連:余ったカレーの簡単リメイクレシピ |