中途半端に余っている、余り物の野菜を使って作れる、おすすめの常備菜を紹介します。
野菜を常備菜にするポイント
余っている野菜を美味しい常備菜にするためのコツは、 「焼く」「煮る」などのシンプルな調理法以外の調理ワザを知ること。
「焼いてから漬け込む」「ガーリックオイルでじっくり火を入れる」「茹でた後で熱いうちに絡める」などの合わせワザを覚える事で、この野菜ならこんな常備菜が作れそう!という発想の幅が広がります。
具体的に、そんな合わせワザが使える、おすすめレシピを紹介していきます。
これだけ覚えよう!余りもの野菜で作る常備菜
ナムルを作る
袋入りでまとめて買って余りがちな人参がある時や、足の早い「もやし」など、使いきれずに残っている時におすすめ。
好みの野菜を細切りにし茹でて、ごま油、醤油、すりごまを全て1:1:1ぐらいで割ったボウルに入れて、ニンニクすりおろしを、ちょっとだけ入れて混ぜ合わせるだけ。
美味しく作るコツは、茹でた野菜が熱いうちに調味料と絡めるようにすること。熱いうちに混ぜると、しっかり味が染み込んでくれます。
作ったナムルを常備菜にして、そのまま「おつまみ」として食べたり、お弁当のおかずにしたり… 、焼いたお肉と合わせて丼ぶりにしても良いですね。
きんぴらを作る
余りものの野菜の中で、根菜系のものが余っている時に作りたいレシピ。
細切りにカットした野菜をフライパンで炒めたら、みりん&塩で味付けするだけ。(ピリ辛がいいなら、輪切りにした赤唐辛子も一緒に炒めます。)
きんぴらが良い所は、余り物の中でも「固い野菜」が使えるということ。固い部分OKなので、例えば、大根の皮や人参の皮など、普段 捨ててしまう部分も無駄なく調理できます。
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ラタトゥイユを作る
イタリアンの家庭の味、ラタトゥイユを余った野菜で作ります。
基本的なレシピは、フライパンにオリーブオイルを入れてニンニクの香りを移すようにして炒めていき、乱切りにしたトマト、茄子、玉ねぎなどをじっくりと火を入れていくだけ。
アリオリ風のニンニクオイルとトマト味がベースになっているので、これらの材料があれば他の野菜は自由にアレンジ可能です。
余っている野菜も乱切りにして、まとめて炒めてしまえば簡単に自己流ラタトゥイユの出来上がり。
常備菜として、そのまま食べたり。パスタの具材、コンソメスープと混ぜてミネストローネ風。耐熱容器にカットしたパンと一緒に入れて、チーズをかけてオーブンで焼けばグラタンにもできます。
野菜のマリネを作る
端切れの野菜がある時に便利なのが、野菜のマリネを作って常備菜にしてしまうこと。
お酢やワインビネガーをベースに作るマリネは、「酸性」の液体に浸すので、生の状態よりも長く保存する事ができます。
基本的な野菜のマリネは簡単。お酢とオリーブオイルを1:1で合わせた所に、カットした野菜を入れてお好みで塩を少々足すだけ。
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野菜のマリネは、おつまみとしてワインなどとの相性は抜群ですが、作った野菜マリネを鍋に入れて少しだけお水を足し、水溶き片栗粉を加えて火を入れれば、お手軽に「野菜の甘酢あん」に変化させる事もできます。